ヨーグルトは美容やダイエット効果だけでなく、多くの健康効果も期待できます。
ストレスの緩和
ヨーグルトはストレス緩和の効果も期待できるため、ストレスで不調を感じていたりする場合にはヨーグルトを継続して食べることをおすすめします。
なぜヨーグルトを食べることがストレス緩和に繋がるのかというと、ヨーグルトにはトリプトファンというアミノ酸が含まれているからです。
トリプトファンはストレスを軽減してくれるセロトニンというホルモンを増やすために重要な成分であり、体内では作られないため食べて摂取しなければなりません。
ヨーグルトでトリプトファンを摂取してセロトニンを増やし、心身共に健康な生活を送れるようにしましょう。
免疫力の向上
腸内には免疫細胞の約70%がいると言われており、これを腸管免疫といいます。
胃酸で死滅しなかったウイルスや病原菌が小腸に達した際に、腸壁のパイエル板に取り込まれますが、パイエル板の中には主要な免疫細胞が集まっているため、害があると判断されると免疫物質を分泌してウイルスや病原菌を退治します。
腸内環境と腸管免疫には深い関係があり、腸内環境が整っていると腸管免疫をコントロールしている細胞が活発になり、ウイルスや病原菌を排除する抗体が効率よく作られます。
つまり、腸内環境を整えることは便秘などに効果的なだけでなく、同時に免疫力もアップすることができるのです。
血糖値の上昇抑制
ヨーグルトには乳清タンパク質であるホエイプロテインが含まれていますが、ホエイプロテインは血糖値を下げるインスリンの分泌を刺激するGLP-1というホルモンを分泌させる効果があります。
つまり、食前にヨーグルトを食べてGLP-1が分泌されることによってインスリンが分泌されるため、血糖値の上昇を抑えることができるのです。 血糖値はいかに急上昇させないかが重要。
血糖値の急上昇は「血糖値スパイク」と呼ばれ、血糖値スパイクを頻繁におこすことでインスリンを分泌する膵臓が疲弊して血糖値が下がりにくくなり、糖尿病を発症してしまうこともあります。
また、血糖値スパイクは活性酸素を発生させて血管を傷つけてしまい、脳梗塞・心筋梗塞・がんなどのリスクも高めるため、健康的な生活を送りたいのであれば血糖値スパイクが起こらないように気を付ける必要があります。
プリン体の吸収低減
プリン体は肝臓で分解されると尿酸という老廃物が生じますが、尿酸は一定以上になると血液に溶けなくなり尿酸値が上昇します。尿酸値が高くなると痛風を引き起こしてしまうことがあるため、プリン体には注意する必要があるのです。特に痛風は男性が発症することが多いため、女性以上に気を使わなくてはなりません。 どのヨーグルトでも同様の効果を得られるというわけではありませんが、尿酸値を指摘されたり、普段からビールや魚卵などプリン体を多く含むものをよく口にするという人は、プロビオヨーグルトPA-3で尿酸値の増加を予防しましょう。
ピロリ菌の減少
日本人の4人に1人がピロリ菌を保有していると考えられており、無症状の人も多くいます。
しかし、感染が長く続くと感染部位が広がり慢性胃炎を引き起こしたりするため、除菌でピロリ菌を減らすことが大切なのです。
アレルギー症状の抑制・緩和
アレルギーは体内に有害な物質が入り込んだと判断して免疫が働くことによって起こる症状です。
アレルギー性疾患には腸内環境が深く関係していることが関西医学大学の研究チームによる研究結果でも分かっており、ヨーグルトで腸内環境を整えることはアレルギー症状を抑制することに繋がります。アレルギー症状に悩んでいるのであれば、ヨーグルトを続けることで症状を和らげることができます。
口内環境の改善
口の中にも腸と同様に多くの菌がいるため、腸内環境を整えるように口内環境を整えることで口臭や歯周病を改善・予防することができます。口の中の菌も「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類がおり、悪玉菌が優勢な状態になると口臭や歯周病が悪化しやすい状態になってしまいます。
腸と同じようにヨーグルトを食べて乳酸菌を摂ることで、口内も善玉菌を優勢にすることができるため、口内ケアのためにもヨーグルトを食べることは大切なことなのです。
善玉菌を増やして悪玉菌を減らすことで、口内トラブルを改善しましょう。